社団法人 日本機械設計工業会
 平成19年度
  機械設計技術者試験 講  評
  
機械設計技術者認定委員会
 教育・試験部部長 石川 義雄(埼玉大学名誉教授)
Japan Mechanical Design Industries Association

【2008.1.23 掲載】

 このたびの資格試験では、1・2級は第13回、3級は第10回が実施されました。
 受験者は、およそ2,000名、全国14会場において、自分の実力がどの程度なのかを試す機会となりました。試験の結果は、合否判定会議を経て、ここに合格者の発表となりました。合格率は、3級では、およそ40%、2級では30%、1級では32%となりました。

 めでたく合格された方々は、日常の不断の努力の結晶であると思われます。目標に対する果敢なる意欲が実を結ばせたものと言えます。2・3級では、幅広く多くの学科目が課せられましたが、特に苦手な科目がなく、各科目についてバランスよく得点を重ねた方々が合格者となりました。また、例年通り、計算問題によって得点に大差が生じております。高得点を得られた受験者の中には、実に見事な答案がありました。限られた時間内でよくぞこれまでと感じ入りました。しかし、これとは逆の全く勉強不足で,自己の実力を再認識させた答案もありました。再度挑戦を試みる方、惜しくも今回の試験に失敗された方は、一念発起して初心を貫徹するよう頑張って下さい。

 機械設計技術者は、製品を設計する場合、高機能、高品質、安全性、納期そして低コストといった矛盾した要求に対し、最終的な責任を背負う立場にあります。これらの場合、何としても経験が必要になります。理論と経験とは車の両輪に例えられ不可欠のものです。このたび、1級に合格された方々は、これを出発点として、これまでの豊かな経験を十分に生かし、理論を駆使する機械設計技術者を目指して益々の発展をなさるよう期待いたします。

 この資格試験は、設計技術者のレベルアップと常に勉強する姿勢を継続させることを念願としております。2・3級の合格者の皆様は、自覚と誇りをもって、この資格に恥じないよう更なる努力をして頂きたく願っております。

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