社団法人 日本機械設計工業会
Japan Mechanical Design Industries Association

【2010.3.3 掲載】



 ★ 中部支部 経営者ならびに幹部社員研修会開催
 
 H22年2月18日(木)18:00~20:45 中部支部「経営者並びに幹部社員研修会」をウィンクあいちの11F会議室にて開催しました。会員会社の取締役の方や、設計部門管理職の方など参加者25名を数え、研修会には最適の人数となりました。ありがとうございました。

大盛況となった今回の研修会


開会に先立って挨拶をする渋谷理事

 講師は名古屋市工業技術振興協会から中小企業診断士・生涯学習開発財団認定コーチなどの資格を持ち、コンサルティングやコミュニケーションコーチングなど、多方面でご活躍の武藤郷史氏を向かえ、「2010年の展望と職場の活性化」をテーマに新しい「視点」を勉強しました。

講師の武藤郷史氏

 スタートは初めて会う方も多く緊張感が見られましたが、百戦錬磨の武藤講師の得意とするコミュニケーションコーチングで、皆さん緊張感がほぐれムードが一気に明るくなりました。コミュニケーションって大切ですね。

和やかな雰囲気で話に聞き入る皆さん

 2010年の展望では、「ダボス会議にて、世界経済危機後のニュー・ノーマル“正常な状態とは何か”を再構築しようとしている」「ITの発達によりコミュニケーションも大きく変化してくる」との話。ソフトバンクの決算報告の事例で「U-stream、twitterによる映像配信で7000人が視聴しながら、感想を書き込む」などを実際の映像で紹介され、参加者はITの進化に驚きを隠せませんでした。


今話題のtwitterを使った
ソフトバンクの決算報告が紹介されました

 いよいよ、今日のテーマの「職場の活性化」に本題が入りました。特にコミュニケーションに焦点をあて、ギャップアプローチ(問題解決アプローチ)とポジティブアプローチの違いを図解され、いくつかの演習で体感してもらいました。ポジティブアプローチは、海外ではここ数年前から新手法が次々と紹介されていますが、足元を見ると後れを取っているようで・・・・・痛感しました。その手法の一つのAI(Appreciative Inquiry)のグループ演習では、時間が足らなく「もっとやらせて!」となるほど“熱が入っている”受講者も居ました。


グループに分かれた討議演習

IT技術が発達しても
人と人とのコミュニケーションが基本です

動画 コミュニケーションアプローチ練習の様子1
 
動画 コミュニケーションアプローチ練習の様子2
仕事柄CADに向かって黙々と働いていることの多い皆さんが、人との交わりを通して、コミュニケーションの必要性と、その手法を学ぶことは、組織の活性化に大いに繋がると感じました。参加していただいた皆さんは「何か」を持って、各社に戻られたと思います。お疲れ様でした。

(記:㈱タマディック 楓 聡)

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