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機械設計技術者1級試験合格者インタビュー
平成11年度 1級合格
カヤバ工業 技術部 装置技術室 係長
北川 順久 氏
 ──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

北川:試験制度の存在は、日刊工業新聞紙上で知りました。受験にあたっては社内の上司から薦められました。

 ──工業会主催の受験講習会には参加されましたか?

北川:はい、受講しました。

 ──試験の難易度はいかがでしたか?

北川:試験科目が多く、また出題傾向が従来から変わったという印象を受けました。更に、内容そのものも難しくなったと感じました。従来、材料等の科目であった択一方式が減っていたのも今年の特徴ではなかったかと思います。
総じて以前よりも難しかったというのが平成11年度問題の第一印象でした。
余談ですが、過去問題を見ていくと、昨年(平成10年度)の出題が比較的点を取り易い内容であったように思います。

 ──受験にあたって実行した勉強方法は?

北川:機械設計技術者資格試験問題集を中心に学習しました。他に使った教科書としては「機械設計便覧」くらいです。
勉強方法は、問題集から過去に出題されたものに的を絞り、まず自分で解いてみた後、それを繰り返し解答しました。
また、本年1月に中部地区JMCが主催した勉強会に出席し、(JMCによる)予想出題等の情報を得ましたが、これはあまり当たりませんでした(笑)。しかし、解答の書き方や導き方に関しては、結果として自分には有効であったと今になると感じています。特に小論文についての指導は役立ちました。1200字の論文を70分で書き上げることは非常に困難で、ある程度課題を想定しておかなければなりません。試験直前まで内容の吟味を兼ねて想定作業を続けていたことが良かったと思います。
あとは、JMC勉強会で教わった試験2週間前の勉強方法を極力守って進めました。

 ──受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

北川:別項でも申し上げてますが、補足すると受験講習会は、初めて受験する人にとっては、予備知識がないと面食らってしまって、講習会で何を得たら良いのかポイントが掴みにくいと思います。また、講習会で出題傾向を得ようと考えるのも難しいようです。
そういう意味では、説明用資料が唯一得られた物になりましたが、受講料が高いように思います。出題傾向については、自分で過去問題から予想していくしかないでしょう。そう考えると、日頃の業務が非常に重要になってくると思います。
もし、受験までに1年あれば、先ず問題集を確認し(全部解く必要はないと思います)、日常の業務を通じて勉強していくのが良いと思います。

 ──1級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

北川:1級機械設計技術者として恥じないよう継続努力の必要性を改めて感じました。更に他の資格取得に向けて自信に繋がりました。

 ──どうもありがとうございました。



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