　──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

大島：会社へ直接この試験制度の案内がありました。各個人の技術力向上、自己啓発の目的から受験してみようということになりました。

　──工業会が主催した受験講習会を受講されましたか？

大島：受講しております。機械設計に際してのポイント、基本的な考え方を確認できました。全体的に見ると、受験勉強対策というより、技術者として参考になる部分の多い講義だったと思います。

　──試験の難易度はいかがでしたか？

大島：簡単ではない問題が、量的に多かった印象が残りました。特に小論文の時間は短く感じました。通常の業務においても、必ずスピードが要求されており、難易度云々というより、能力・資質を問う試験としては、このレベルが必要だという認識でおります。

　──受験にあたって実行した勉強方法は？

大島：既に２級にチャレンジしており、その際に基本事項を十分に理解するまで繰り返し確認を行なったので、今回はその再確認と、小論文の文章作成のトレーニングを行ないました。

　──受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

大島：文章作成能力は、受験直前のトレーニングでは養われないため、普段からのトレーニングが必要ですね。

　──１級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

大島：通常の業務においては、具体的な設計は行ないませんが、基本的な設計知識を理解したうえで、顧客へのＰＲ度を向上させてゆきたいと思っています。

　──どうもありがとうございました。