◆ナビゲーション◆ 貴方は今、「試験合格者インタビュー」の下位ページにいます

(社)日本機械設計工業会ホームページ


(株)ダイフク AFA事業部 生産部
機械設計2Gr 1課   

杉本 克博 氏
 ── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

杉本:社内で紹介がありました。機械設計をするうえで、設計知識の確認と向上を主な目的として受験を決意しました。



 ── 工業会が主催した受験講習会を受講されましたか?

杉本:受験勉強は過去問題集が中心です。ただ出題科目数が多く、範囲も広かったので時間的にはかなり厳しい状況でした。そんな中で参加した講習会は、ポイントを絞って勉強するよいきっかけになったと思います。事前に試験勉強をしてから受講されると、理解度はアップすると思います。



 ── 試験の難易度はいかがでしたか?


杉本:出題範囲が非常に広いというのが第一印象です。日々の業務で馴染みのある科目と、そうでない科目とでは対応が変わってくると思います。私の場合は、材力、機構学、製図などは対応できたように思いますが、熱力、流体などが十分ではなかったようです。



 ── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?

杉本:基本的な公式や法則、単位などは講習会で配布された資料を参照しました。既に書きましたがメインは過去問題集です。まず自分で解答し、分からない場合は掲載されている解答を参照しながら解く、という形式です。
解答できない問題は2,3度反復をしてみるという対応で、問題の難易度や自分の弱点がわかってくると思います。
その他使用した資料は、学生時代に使っていた教科書と業務で使っているJIS機械設計製図便覧です。



 ── これから1級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

杉本:基礎科目は、基本的に2級試験の延長と考えてよいと思いますが、製図などは図面を描く側からチェックする側の視点に変わっているので、問題集で慣れておくようにすべきです。
小論文も慣れていないと時間内にまとめるのは難しいと思います。事前にテーマを決めて実際に書き、身近な人(上司、先輩、家族)などに読んでもらい添削してもらうとよいと思います。




 ── 1級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

杉本:この資格には機械設計をするうえで必要不可欠な知識が多く含まれています。企業に所属しての設計業務は、専門分野に偏りがちです。それゆえ、さまざまな課題や問題に突き当たったとき、偏った検討をするのではなく幅広い知識と観点から解決する必要が出てくると思います。今後は機械設計技術者試験で得た知識を応用しながら設計業務にあたりたいと思います。


 ── どうもありがとうございました。



工業会トップページ

E-mail kogyokai@luck.ocn.ne.jp
Copyright 1999-2004.Japan Mechanical Design Industries Association (社)日本機械設計工業会