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機械設計技術者2級試験合格者インタビュー
平成13年度 2級合格
三菱電機エンジニアリング(株) 機械技術センター 応用第一課
小牧 義雅 氏
 ──機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

小牧:上長からの回覧により、当資格の存在を知りました。機械設計に携わるものとして社外的な資格を身につけたいと思い、受験を試みました。

 ──工業会が主催した受験講習会を受講されましたか?

小牧:9月中旬に開催された講習会に参加しました。全ての試験範囲に関する講義を一日で行なうということで、非常に慌しく感じましたが、各科目の要点を集中的に講義していただいたため「試験対策」という点で非常に効率がよかったと感じました。

 ──日刊工業新聞社で主催している通信教育講座を利用しましたか?

小牧:社内に回覧された通信講座の中で、この講座があったため受講しました。直前にならないと集中できない性格のため、課題提出期限の1週間前にやっと添削課題に取り掛かるという状態で、ほとんど通信講座として利用できてなかったと反省しております。ただし、本講座のテキストのように機械設計技術者試験の全範囲に対応している教材は世の中に出回っていないため、試験直前に不明点を調べる辞書的な用途として非常に役に立ちました。

 ──試験の難易度はいかがでしたか?

小牧:難易度的には機械系大学の教養課程の知識があれば十分対応できるレベルで、2級としては妥当なレベルであったのではないかと思います。ただし、個人的なことですが、大学、大学院と主に数値解析を行なっていたこと、および設計の実務経験が1年ということで、機械製図や工作法の範囲に対する知識が乏しく、非常に難解に感じました。

 ──試験勉強にあたって実行した勉強方法は?

小牧:講習会(9月)までは通信講座の課題提出、講習会直後は講座で挙がった重要項目の整理を行なった程度で、試験対策としての学習はほとんど行ないませんでした。本腰を入れたのは試験直前の1週間のみで、講習会で挙がった重要項目をリストアップし、一つひとつを潰していくように学習していきました。講習会テキストに掲載されている問題を解くことを中心に学習し、普段仕事で触れない科目については、通信講座テキストや大学の教科書を参照する等、テキスト+アルファの学習を行なうことで、弱点となる科目を極力つくらないように心がけました。

 ──これから2級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

小牧:私が受けた2級は非常に範囲が広く、普段業務が忙しい設計技術者にとって、全範囲を完璧にフォローするのは困難だと思います。開催時期にもよりますが、講習会後から重要項目を絞って学習したほうが効率が良いのではないかと思います。講習会は1日がかりで、終了後は非常に疲れていると思いますが、帰宅後すぐ重要項目の整理だけでも行なっておけば、試験直前の学習がかなり楽になると思います。

 ──2級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

小牧:今回、2級資格を取得することができましたが、機械設計技術者としては知識、および経験ともにまだまだ半人前だと思っております。早く一人前の設計技術者となりえるよう日々精進してゆきたいと思います。

 ──受験資格の実務経験年数に達した時、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?

小牧:実務経験が短いため、あと4年ほど実務を積まなければなりませんが、1級まで取得したいと考えております。

 ──どうもありがとうございました。



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