　──機械設計技術者３級試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

大平：大学の掲示板で知りました。試験の時期が１１月末ということもあって、就職活動の前準備として受験しました。

　──試験の難易度はいかがでしたか？

大平：学部生の頃の講義を真面目に受けていれば問題はない程度だと思います。本当に基礎的なことを聞かれるので、難易度は？問われるとそれほど高くないと思います。

　──３級試験受験にあたって実行した勉強方法は？試験勉強に役立った教科書・参考書があればそれも教えてください。

大平：これまで学んできたことの整理と位置付けて、研究の合間をぬって、少ない時間で幅広く、という勉強方法でした。その方法にうってつけの参考書『詳解機械工学演習』（共立出版社）はお勧めだと思います。とにかく基本的なことだけを押さえることに心掛けて、深く掘り下げると時間がなくなってしまいます（本当は深く掘り下げたほうがよいのですが）。

　──これから３級試験を受験しようと思っている方へのアドバイスがあれば教えてください。

大平：日頃から勉強することです。基礎的な忘れてはならない事柄を忘れなければ問題ないと思います。

　──受験資格の実務経験年数に達した時、機械設計技術者２級試験、１級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか？

大平：はい。実務経験年数が受験資格に達したあかつきには、是非チャレンジしてみたいと思います。そのために、受験のための勉強はしないように、日頃からの学習を怠らないように心掛けたいです。

　──３級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

大平：資格という資格を全く持っていなかった私の、第1号の資格です。初めての資格なので、嬉しいと思う気持ちと、これをバネに毎日の勉強を怠らないようにしよう、という気持ちでいっぱいです。

　──どうもありがとうございました。