　──機械設計技術者３級試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

鹿糠：学部４年の時に講義の中で紹介され知りました。その時は卒論に専念しようと思って受験はしませんでしたが、今回掲示板で告知されているのを見て、知識を再確認するよい機会だと思い受験しました。

　──試験の難易度はいかがでしたか？

鹿糠：ほとんどが講義でも扱われたものだったので、一つひとつの問題はそれほど難しくはないと思います。しかし、範囲が非常に広いので勉強自体は大変でした。

　──３級試験受験にあたって実行した勉強方法は？試験勉強に役立った教科書・参考書があればそれも教えてください。

鹿糠：先生からいただいた去年の過去問題を中心に学習しました。一年前に受けた大学院試験のときの勉強ノートも役に立ちました。工作法や製図などは大学院試験の範囲外だったので、特に力を入れました。

　──これから３級試験を受験しようと思っている方へのアドバイスがあれば教えてください。

鹿糠：今回は資格試験ということよりも、機械に関する知識全般をもう一度学べたことのほうが大きいように感じました。特に大学院では、自分の研究の知識を深めることばかりに時間を費やしてしまいがちなので、非常に良い機会が持てたと思います。
また、後期に３年生の製図で、ティーチング・アシスタントをしたので、このときの勉強も役に立ったと思います。基本的なことがらですが、忘れていた重要点なども再認識させられました。機械系の学生であれば、この試験は内容的にもぴったりの資格ですし、機械関連知識の習得という面でもメリットがあると思います。

　──３級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

鹿糠：今回、自分の専門分野以外の知識を得ることの良さも知ることができました。私はまだ「資格を持っている」といえるほどではないので、これからも幅広く勉強していきたいと思います。

　──資格の実務経験年数に達した時、機械設計技術者２級試験、１級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか？

鹿糠：ぜひ挑戦してみたいと思います。

　──どうもありがとうございました。