　──まず、御社と御社設計部門についての概要をお聞かせ下さい。

寺門：紙パルプ機械をメインとして機械製作設計、プラント設計、開発設計に関する業務をしており、設計部門は各専門分野に区分けした体制を取っております。技術者の総数は３１名で、専門分野のスペシャリストを目指しております。

　──さて、今年の講習会、試験要項が決定しましたが、受験予定者は何名くらいですか？

寺門：例年通り３名の受講、受験を予定しております。

　──受験された技術者の皆さんは試験に対してどのような印象を持たれたようでしたか？

寺門：そうですね、皆非常に難しいというのが第一印象のようです。ただ、機械設計を行なううえで有効な知識が系統立てて学習できるわけですから、受験生の動機づけは高いものがあると思います。

　──試験制度の社内評価についてお聞かせ下さい。

寺門：社内有資格制度登録し、１級、２級ランク別に表彰しております。また、受験と講習会に関しては会社が費用負担しております。講習会終了後には、受講者を講師として勉強会などを開いて社内的な技術力向上にも役立てております。

　──なるほど、講習会を上手に有効活用なさっておられますね。最後に、「機械設計技術者」という資格を社内的、社外的に活用していればその内容を具体的にお聞かせ願いますか。

寺門：毎日の繁忙な業務に追われマンネリ化しがちとなるのをもう一度初心に帰り、基本の再確認をするよい機械と捉えております。まだ発足したばかりの新しい制度ですが、業界内外を問わず権威のあるものになって欲しいと思っております。

　──どうもありがとうございました。