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平成19年度

八代工業高等専門学校専攻科 生産情報工学専攻
鶴田 雅志 さん
 ── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

鶴田:学校で開講しているセミナーがきっかけで試験の存在を知りました。3級の内容が高専の専門レベルに準じているということで、これまで培ってきた専門基礎力や学修成果を確認するとともに、客観的に評価していただきたいと思い受験を決意しました。



 ── 試験の難易度はいかがでしたか?

鶴田:基本問題がほとんどですが、試験科目が多いうえ、科目によって難易度や問題数が変化するので、試験のための付け焼刃の知識ではなく、普段の授業からの幅広い工学基礎をしっかりと把握しておく必要があると感じました。



 ── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?

鶴田:学校で開講されているセミナーでは、長期にわたる学習計画のもと、過去問題を少しずつ解説することで試験問題の傾向を把握する手法がとられています。試験の形式に慣れるために過去問題は必要不可欠ですね。過去問での出題頻度の高い重要箇所を参考書(精鋭機械製図:実教出版株式会社)や講義ノートの中からピックアップしてまとめる作業を行いました。ついで、違う年度の過去問を解き、まとめの定着度や時間配分などをじっくりと考察しました。



 ── これから3級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

鶴田:就職や進学を控えた工学系大学・高専の学生にとって、専門基礎知識を改めて見つめ直す良い機会になると思います。次のステップへの弾みとして、または切磋琢磨した自分を試す場、学友との知恵対決の場として、奮って受験されることをお勧めします!



 ── 3級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

鶴田:学修した基礎知識を適切に実務へ活かすため、尽力していきたいと思います。



 ── 受験資格の実務経験年数に達した時、2級試験、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?

鶴田:近い将来、実務を通してより複雑な問題への対処法を修得し、広い視野をもった誇り高い機械設計技術者の糧としてぜひ受験したいです。


 ── どうもありがとうございました。