平成24年度 3級合格者インタビュー 1

2013.2.25 掲載

国土交通省 関東運輸局 東京運輸支局整備担当(H25年4月より予定)
金子 勇基 さん

── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

金子:昨年前職を辞めた後、公務員試験を受験することを決めてから本番までの期間が約2か月、結果は合格しましたが勉強期間も短く、その中で大学で学んだ内容をかなり忘れていることを感じ、さらに復習をする必要があると思いました。そこで、漫然と勉強するのではなく何かの資格取得に結び付けられないか、と探しているときにこの試験制度を知りました。大学の機械工学科で学ぶ知識を持っている証明になると考え、受験を決めました。



 ── 受験のための講習会(工業会主催、学校その他主催)を受講されましたか? 受講された方は、その講習会が役立ったかどうか教えてください。

金子:受講していません。



 ── 試験の難易度はいかがでしたか?

金子:大学の機械科で学ぶ基礎科目の理解度を測るうえで丁度よい難易度だと思います。また大学院入試と機械系技術職の公務員試験の専門科目の問題と難易度、出題形式もよく似ていると感じました。



 ── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?

金子:械設計技術者のための基礎知識 (日本理工出版会)の内容をひと通り確認した後、苦手だと感じた分野については学生時代に使っていた教科書やノートで復習しておきました。また、試験日が近くなってからは、このホームページから過去問題をダウンロードして実際に解答することで出題形式に慣れておくようにしてみました。



 ── これから3級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

金子:学生の方は、これまでに授業で学んだ内容をよく復習するとともに、今受けている授業を大切にしてください。まさに試験対策に直結した内容も多いはずですから。
社会人の方刃、学生時代に学んだ内容の復習を中心にすると良いかと思います。
そして大学院入試、機械系技術職の公務員試験受験を考えている方には、受験を強くお勧めしておきます。特に公務員試験の場合、機械の専門科目の参考書が殆どなくて困るのですが、この試験に向けた勉強や過去問演習が公務員試験の勉強に直結すると思います。私自身、公務員試験受験の前にこの試験を知っておけば・・・と思っています(笑)。



 ── 3級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

金子:この先、機械設計に携わる機会があるかどうか分かりませんが、そのような場面に備えてこれからも勉強を続けてゆきたいと思います。これからの仕事で得られるものも最大限に吸収するという意識を持ち、蓄えた知識を仕事の現場で活かしてみたいですね。



 ── 受験資格の実務経験年数に達した時、2級試験、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?

金子:受験資格を満たした上で機会があれば是非チャレンジしてみたいと思います。


 ── どうもありがとうございました。