平成24年度 3級合格者インタビュー 12

2013.4.22 掲載

関西設計(株) 産業機械部 産業機械1課
山下 哲之介 さん

── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

山下:会社の新入社員教育の一環として機械設計技術者試験が取り入れられております。受験自体は会社からの指示によるものではありますが、私自身はスキルアップを目指して試験に臨みました。



 ── 受験のための講習会(工業会主催、学校その他主催)を受講されましたか? 受講された方は、その講習会が役立ったかどうか教えてください。

山下:講習会は受講しておりません。



 ── 試験の難易度はいかがでしたか?

山下:想像していたよりは易しく感じました。3級はマークシートなので、多少記憶が曖昧であったとしても正解を導きやすい環境ですからね(笑)。どの分野も機械設計の基礎となる知識を問う内容で、機械設計技術者を目指す第一歩に適した、バランスのよい問題だったと思います。



 ── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は?

山下:社内で一分野/一週間のペースで過去問題の勉強をしました。試験直前は、工業会さんのホームページに掲載されている過去問題を解いて出題形式にも慣れるよう工夫してみました。勉強中に解けなかった箇所は、大学時代の教科書(下記参照)を読み返してから再度問題に取り組むような進め方です。

 工業力学入門(第2版) 伊藤勝悦著 森北出版 
 流れの力学―基礎と演習 松岡 祥浩他著 コロナ社
 設計者に必要な材料の基礎知識―これだけは知っておきたい機械材料の知識とデータ (実際の設計選書) 手塚則雄他著 日刊工業新聞社



 ── これから3級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

山下:私が受験した3級は、機械設計の基礎を学ぶ方には最適なレベルです。これから機械設計技術者を目指す方や、機械工学の基礎に不安を持っている方にお勧めします。受験対策を通じてより一層のスキルアップが目指せると思います。私自身も今回の試験勉強を通して、うろ覚えだった知識をしっかりと身に付けることができました。既に3級受験を考えている方にも、この基礎固めが技術者としての土台となることを改めて皆さんにお伝えしておきたいと思います。



 ── 3級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

山下:試験挑戦を通して得た知識を、今後の仕事でも活かしてゆきたいですね。



 ── 受験資格の実務経験年数に達した時、2級試験、1級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか?

山下:上位の級にも挑戦して、機械設計技術者としての知識により磨きをかけてゆきたいと思います。



 ── どうもありがとうございました。