JMDIA 一般社団法人 日本機械設計工業会

2014.3.7　掲載

㈱アルプス技研　甲府営業所　姜　興軍 さん

── 機械設計技術者試験制度をお知りになったきっかけ、また受験された動機について教えてください。

姜：会社の先輩から受験を勧められました。自分が持っている現在の技術レベルを把握して、さらなる設計能力の向上を目標に受験を決めました。



　── 受験のための講習会（ＪＭＣ主催、学校その他主催）を受講されましたか？　受講された方は、その講習会が役立ったかどうか教えてください。

姜：自社で開催された受験支援講習会に参加しました。わが社では毎年外部講師を招いて｢機械設計技術者試験３級対策講座」を開催しております。各科目の出題傾向、それに応じた学習方法を身につけることができたと思います。今回の合格に役に立ちました。



　── 試験の難易度はいかがでしたか？

姜：個人的には制御工学が一番難しく感じました。他の科目は例年通りの難易度だったのではないでしょうか。問題に誤記が多かったのが気になりました。



　── 試験勉強にあたって実行した勉強方法は？

姜：まずは会社で開催された講習会に積極的に参加しました。次に自分に合わせたスケジュールを作成してそれを実行しました。参考に紹介してみましょう。

　第一段階　＜　制御工学、工業材料、工作法、流体工学、機械製図　＞
　　　　・８月中旬から９月中旬まで
　　　　・平成１５～２１年度過去問題、科目別で一問ずつ解答。

　第二段階　＜　機構学・機械要素設計、材料力学、機械力学、熱工学　＞
　　　　・９月中旬から１０月末まで
　　　　・平成１５～２１年度過去問題、科目別で一問ずつ解答。

　第三段階　＜　模擬試験　＞
　　　　・１１月から試験まで
　　　　・平成２２、２３、２４年度過去問題を本番の時間どおりに解答。

学習するにあたって不明点が出てきたときは、インターネットや図書館を利用して調べました。



　── これから３級受験を考えている技術者の方に対して何かアドバイスがあれば教えてください。

姜：「受験する」という目標を常に忘れないこと。自分なりのスケジュールを立てること。一番大切なことは諦めずに「実行する」ことだと思います。



　── ３級機械設計技術者として、これからの抱負があれば教えてください。

姜：受験で学んだ知識を仕事に活かしてゆきたいと思います。これから受験を考えている自社の技術者たちと交流することで、今回の受験経験を役立てることができたらと考えています。



　── 受験資格の実務経験年数に達した時、２級試験、１級試験にチャレンジしてみたいと考えていますか？

姜：今年は２級に挑戦したいと思います。



　── どうもありがとうございました。